楽天　自力Vが消滅　岸、好相性のZOZOマリン生かせず

パ・リーグ   楽天1―4ロッテ （ 2021年9月11日    ZOZOマリン ）

＜ロ・楽20＞7回無死二塁、高部に捕前バントを決められ降板した岸（撮影・西川祐介）
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　楽天・岸孝之投手（36）がZOZOマリンの好相性を生かせず、チームの自力Vの可能性も消滅した。ベテラン右腕は14年5月2日のノーヒットノーランを含め、過去15勝4敗と得意にしながら、この日は6回1/35安打4失点で降板。5安打全てが長打に「コントロールですね。前の球が良くても打たれた球が甘いということ」とうなだれた。

　これでロッテに8連敗となり、今季の負け越しも決定。昨日は佐々木朗、この日は小島に封じ込まれたとはいえ、投打がかみあわない現状に、石井一久監督（48）も沈痛な面持ちだ。「まだロッテとの戦いがあるので、大きく負け越すのではなく、差を縮めたい」と切り出すと、自力優勝消滅には「それは数字を計算する人がしてくれればいい。ウチはしっかり戦って勝っていけば関係なくなるので」と話した。