確信の一発! 阪神4番・マルテが6回に先制17号3ラン ついに高橋昂を捉え、秋山を援護

[ 2021年9月11日 15:15 ]

セ・リーグ   阪神―広島 ( 2021年9月11日    マツダ )

<広・神(18)> 6回無死一、二塁、先制3ランを放ち、筒井コーチに迎えられるマルテ(撮影・大森 寛明)
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 阪神の4番・マルテが6回に待望の17号先制3ランを放った。

 無死一、二塁でカウント2―2から高橋昂の142キロ直球を一閃。打った瞬間本人も確信した打球が、左翼スタンドに着弾した。前の2打席はいずれも三振と苦戦していた相手左腕をついに捉え、5回まで無安打投球を続ける先発・秋山を援護した。

 「みんなが作ってくれたチャンスだったから強引にならないように繋いでいく気持ちだったよ。甘く来たボールを仕留めることができたし、久しぶりにみんなとラパンパラをすることができて最高の気持ちだね」

 マルテは7月9日の巨人戦以来、約2カ月ぶりの一発。ベンチ前で久々にラパンパラポーズを決め、笑顔が弾けた。

 打線は初対決の広島先発・高橋昂に対して5回まで無得点に抑え込まれていた。2回2死一、二塁で梅野が空振り三振、3回2死一、二塁でマルテが見逃し三振。チャンスをものにできず、4、5回は3者凡退に仕留められただけに、マルテの一撃は価値があった。

 一方、阪神先発の秋山は5回まで広島打線を無安打に封じる好投。3試合ぶりの勝利へ、安定感ある投球を続けている。

 初回は3者凡退。2回は先頭の鈴木誠に死球を与えたが、続く坂倉は併殺崩れの二ゴロ。菊池涼の打席では二盗を試みた坂倉を梅野がストライク送球で補殺した。菊池涼も中飛に打ち取ると、5回までは一人の出塁も許さずリズムに乗った。

 前回5日の巨人戦では初回に3失点。前々回の8月29日の広島戦も初回に3失点していたが、中5日での登板となった今回はしっかり修正してみせた。

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