「大谷頼み」露呈…6回8K無失点の好投で今季4度目「三刀流」も救援陣失点でエンゼルス連敗

[ 2021年7月21日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス1-4アスレチックス ( 2021年7月19日    オークランド )

<アスレチックス・エンゼルス>6回無失点と好投した大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は19日(日本時間20日)、アスレチックス戦に「2番・投手」で出場し、6回3安打無失点と好投。打撃では3回に中越え二塁打を放ち、降板後には右翼守備に就く今季4度目の「三刀流」で奮闘したが、救援投手が崩れ、チームは2連敗で借金1となった。打線は9回に1点を返すのがやっと。投打ともに「大谷頼み」の苦しいチーム事情を露呈した。

 今季4度目の勝負手。96球でマウンドを降りた大谷が7回から右翼に回ると、0―0の試合が動いた。2番手のシーシェクが先頭から2者連続四球を与え、続くラウレアーノに被弾。あっという間の3失点。背番号17は悔しさを押し殺すように、ぐるぐると同じ位置を歩き続けた。

 「もちろん良い投球をして勝ちたいと思うのは投手の本能」。最速99・3マイル(約160キロ)の直球は威力があり、スライダー、スプリットも切れた。3回1死二、三塁のピンチではギアを上げ、空振り三振と二ゴロで切り抜けた。6回3安打無失点で8奪三振。しかし、5勝目はならず。クオリティースタート(6回以上を自責点3以下)で白星が付かないのは今季4度目だ。

 打席では、3回2死一塁で中越え二塁打を放つも、相手の完璧な中継プレーに先制点を阻まれた。その他の3打席は凡退。「自分も打線に入っているし、今日も1本しか安打を打っていない。自分の打席で勝てるチャンスをつくれたと思う」と、自身を援護できなかったことを反省した。

 降板後に外野守備に就く「三刀流」は、大谷頼みの現状を表している。ジョー・マドン監督の狙い通り、8回に打席は回ってきたが、直前に救援投手が3点を失った。野手陣は主力に故障者が続出。右ふくらはぎの張りのため離脱中の主砲トラウトは、遠征に同行しているが、復帰のメドは立っていない。DHで大谷が常時出場するため、レンドン、アップトンも守備に就ける状況にならないと復帰できないことも皮肉だ。

 大谷は本塁打競争やオールスター戦出場による打撃への影響について「感じていない。感覚的には紙一重」と一蹴。「2日間休めたし、たくさん寝てスッキリして後半戦に臨めている」と言い切った。1918年のベーブ・ルース以来の「2桁勝利&2桁本塁打」にはあと6勝。大谷の孤軍奮闘は続く。(柳原 直之)

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