米子松蔭 出場辞退から一転、2回戦で境に劇的逆転サヨナラ勝利 監督「相手に深く感謝」

[ 2021年7月21日 12:59 ]

全国高校野球選手権鳥取大会2回戦 米子松蔭3―2境 ( 2021年7月21日    どらドラパーク米子市民球場 )

<鳥取大会 米子松蔭・境>逆転サヨナラ勝利した米子松蔭ナイン(撮影・後藤 大輝)
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 出場辞退から一転、試合出場が決まった米子松蔭ナインと、鳥取県高野連の打診に試合実施を了承した境ナインが2回戦で対戦。米子松蔭は2点を追う9回に3点を奪って3―2で逆転サヨナラ勝ちし、3回戦に駒を進めた。

 1度はあきらめかけた夏の舞台に帰ってきた米子松蔭ナインが完全燃焼したいという最後の夏にかける熱い思いで逆転勝利を手にした。4回に1点を先制され、6回にも1失点し2点のビハインドを背負ったが、最終9回に代打攻勢で無死一、三塁とし山崎泰輝(3年)の左前適時打で1点差。さらに2死満塁から4番・小野陽一朗(3年)の左前2点適時打で逆転サヨナラ勝ちした。

 試合後、塩塚尚人監督は「選手たちが自分たちの力を出し切って勝てた。まずは日本中の皆さんが応援してくださって試合ができたこと、相手の境高校さんが受け入れてくださったこと、そこに深く感謝しています」と話した。

 同校は春の県大会の優勝校。第1シード校として17日の第1試合の2回戦から登場する予定だったが、学校関係者1人が新型コロナウイルスに感染したことが判明したため出場を辞退。1度は境の不戦勝となった。出場辞退を受け、西村虎之助主将が18日に「試合もできずに、このまま終わってしまうのは、あまりにも辛いです。何とか出場する道を模索していただけませんか?」とツイッターへの投稿。この投稿に各界の著名人らが続々と反応、政府まで動いて試合出場への道が切り開かれていた。

【米子松蔭経過】

 ▽7月16日深夜 学校関係者1人の新型コロナウイルス感染が判明。野球部員、野球部関係者らとの接触はなく、独自の抗原検査で陰性を確認。

 ▽17日 感染者、濃厚接触者なしを証明できず、9時開始の境との2回戦を出場辞退。メンバー表交換が8時10分で、保健所が開くのが8時30分だった。

 ▽18日 西村主将が悲痛な叫びを自身のツイッターに投稿。各界の著名人も続々と反応。

 ▽19日午前 米子松蔭の関係者が大会復帰を求める嘆願書を鳥取県高野連に提出。米子松蔭が21日から学校を再開することも決定。

 ▽同日午後5時 鳥取県高野連が会見し、米子松蔭の出場容認を発表。

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