センバツのヒーローが夏も躍動 東海大菅生・多井が一発&快投

[ 2021年7月21日 18:09 ]

西東京大会4回戦   東海大菅生13―0都東大和南 ( 2021年7月21日    スリーボンド八王子 )

センバツで京都国際戦の9回2死満塁、東海大菅生・多井はサヨナラ二塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 今年センバツのヒーロー、東海大菅生の背番号18・多井耶雲(おおい・やくも=2年)が投打に躍動だ。投げては先発で4回無安打無失点、打っても3回に鋭いライナーで左越えソロ。チームを5回コールドに導いた。

 「(本塁打は)縦のカーブ。“えッ、入ったの?”という感じだった。投げる方は(無安打でも)4回の先頭打者の四球とか、まだまだ課題がある」。投げるよりも打撃が好きという多井だが、投球面での反省もしっかりと忘れなかった。

 背番号18でベンチ入りメンバーに滑り込んだ今センバツでは、2回戦(対京都国際)で代打で逆転サヨナラ二塁打。土壇場で持ち前の気持ちの強さを発揮した。春から背番号は変わらないが、若林弘泰監督は「彼の持ち味は勝負根性。今は外せない選手です」と目を細める。野手としては一塁を守り、投手としても力を示した。この夏、二刀流の背番号18から目が離せない。

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2021年7月21日のニュース