夏の甲子園は無観客に 東京五輪の無観客開催が影響した模様 高野連の八田会長「様々なことを考えた結果」

[ 2021年7月21日 19:13 ]

第103回高校野球選手権大会についてリモートで会見する高野連の八田英二会長(右)と朝日新聞の小林剛大阪本社代表=2021年7月21日午後、大阪市西区(代表撮影)
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 日本高野連は21日、8月9日に甲子園球場で開幕する第103回全国選手権大会の臨時運営委員会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮して無観客で開催すると発表した。スタンドへの入場は学校関係者に限られ、一般客への入場券販売は行わない。

 選抜と同様に今夏も感染対策を徹底した上で観客数を制限して開催する意向だったが、東京五輪の無観客中心での開催が影響し、方針を変更した模様。高野連の八田英二会長は「東京五輪が直接の原因になったとは申し上げないが、選抜に比べて出場校も多く期間も長く、新たなウイルス株のまん延など様々なことを考えた結果」と説明した。

 また、ガイドラインには感染者が判明した代表校の出場可否の判断基準についても明記。鳥取大会では、野球部以外の学校関係者一人の陽性者が出た米子松蔭が一度は不戦敗となったが、異例の辞退取り消しがあった。甲子園大会では緊急対策本部で協議し、柔軟に対応するとした。

 組み合わせ抽選会は、8月3日に大阪市内に各校主将が集まる形式ではなく、オンラインで行われる。

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2021年7月21日のニュース