淡路三原 タフネス左腕・樫本が07年以降初の16強進出に導く 横手投げ、上手投げを使い分けて幻惑

[ 2021年7月21日 18:17 ]

第103回全国高校野球選手権兵庫大会 4回戦   淡路三原3―2長田 ( 2021年7月21日    尼崎ベイコム )

完投勝利を収め、ガッツポーズを繰り出す淡路三原・樫本
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 淡路三原が昨秋兵庫3位の長田に競り勝ち、07年に現校名になって以降、初めての16強進出を決めた。

 原動力は今秋ドラフト候補の変則左腕・樫本旺亮投手(3年)だった。立ち上がりから横手投げ、上手投げを使い分け、相手打線を幻惑。1―0の6回に逆転を許したが、集中力は途切れず、9回を7安打2失点で投げ切った。

 「この大会は全部、楽しく投げると決めています。苦しい試合展開になりましたが、それを忘れずに投げることができた」

 2―2の8回2死一、二塁、バッテリーを組む5番・久保晃輔捕手(3年)の左翼線二塁打で勝ち越し。最後まで決めごとと、リードを守り切った。

 サイドハンドでは最速135キロの直球を軸にスライダー、ツーシーム、チェンジアップを制球良く投じる。オーバーでは最速139キロでカーブ、カットボール、フォークが持ち球。基本は横手で「急に上から投げたら、打者はビックリするじゃないですか。いかに打者を打ち取るかが大事なので」と言う。強烈なインステップを可能にするのは体の柔軟性。毎日45分間程度、風呂の湯船の中で入念なストレッチをすることが日課だ。「お風呂が大好きなんですよ」。マウンド上の気迫あふれる表情とは対照的に、あどけない笑顔で話す。

 この日は133球完投。今月16日の2回戦・津名戦から3試合連続完投で、球数は6日間で計390球に達した。投球フォームなどの器用さに、炎天下での試合でもバテないタフさも併せ持つ。「チームは甲子園という目標に向かっている。エースとして、任された試合やイニングを0で抑える。自分の投球をして、これからも、1試合1試合楽しんでやっていきたい」。無欲の進撃は終わらない。

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