DeNA・浜口、甲子園男だ!5回零封で入団以来無傷5連勝

[ 2021年6月26日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA3ー0阪神 ( 2021年6月25日    甲子園 )

<神・D>5回無失点の浜口(撮影・大森 寛明)
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 甲子園が大好きだ。DeNA・浜口が、5回2安打無失点。入団以来無傷の聖地5連勝に「阪神は勢いづくと安打も続き足も絡めてくる。少ない失点で済まないからアウトを一つ一つ重ねた」と汗を拭った。

 満身創痍(そうい)の白星だった。5回1死一塁。糸原に1球投じると左脇腹に違和感が生じた。ベンチに戻り治療を受け再度マウンドへ。この回を切り抜け続投を志願したが、三浦監督がなだめて降板した。開幕投手を務め唯一ローテーションを守っている。疲労はピークだが、工夫を重ねてきた。

 開幕前。「インディアンクラブ」と呼ばれる楽器のマラカスに似た2個で1セットのトレーニング器具を購入した。登板前日に、両手に持ち、手首や肩を同時に動かしながら肩甲骨に刺激を与え、腕の振りや肩の動きに柔軟性を与えるストレッチを行う。「体の感触が凄く良くなる」と効果を口にした。

 大型新人の佐藤輝も2打数無安打に封じ、連敗を止めて広島を抜き5位に浮上。三浦監督も「ナイスピッチング」と称えた。「特別な意識はないんです」としたが佐賀・三養基(みやき)高時代には届かなかった甲子園に愛される男。「久しぶりに納得いく精度の投球ができた。次はもっと長いイニングを投げたい」と次戦を見据えた。(大木 穂高)

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