異例の単独特集したニューヨーク・タイムズが大谷に期待すること「次世代のファン開拓に貢献して」

[ 2021年6月26日 02:30 ]

ミラー記者
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 大谷のメディアの注目もうなぎ上りだ。5月14日、創刊171年目の「ニューヨーク・タイムズ」が大谷特集を掲載した。同紙が西海岸に本拠を置く選手を単独で取り上げるのは極めて異例だ。記事を執筆した記者歴約30年の大ベテラン、スコット・ミラー氏は、大都市が多い東海岸で活躍することの意味を語る。

 「大谷にとって、ニューヨークをはじめとする東海岸でも活躍することには重要な意味がある。大谷が新しいドアを開けたことで、二刀流に挑戦しようとする選手が出てくるかもしれない」

 ミラー氏が危惧するのが野球の人気や競技人口の低下。その中で、大谷のプレーが次世代に与える影響について指摘する。

 「米国では野球の人気が下がったことを残念に思っている。そんな中で、タティス(パドレス)、アクーニャ(ブレーブス)、そして大谷といった現代の若手選手たちはとてつもない才能と魅力を秘めており、次の世代の野球ファンの開拓に貢献してくれるのではないかと期待している」

 今季は敵地でプレーしても大歓声が飛び、打席での四球にはブーイングが起こる。目の肥えたニューヨークのファンはどんな反応を示すのだろうか。

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