巨人・北村「チームのために自分のために本当に必死」“凱旋弾”から4日後、2号3ラン含むプロ初猛打賞

[ 2021年6月26日 17:41 ]

セ・リーグ   巨人10―3ヤクルト ( 2021年6月26日    神宮 )

<ヤ・巨>3安打3打点の北村は指で「3」を作って笑顔を見せる (撮影・森沢裕)
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 巨人の北村拓己内野手(25)がヤクルト戦(神宮)で2号3ランを放つなどプロ4年目で初となる3安打猛打賞。首位・阪神に3・5ゲーム差へと迫るチームの6連勝に貢献した。

 「7番・二塁」で先発出場。ヤクルト先発右腕・小川から2回の第1打席で右翼ポール際へエンタイトル二塁打を放つと、3回の第2打席では真ん中フォークを左翼中段に叩き込む2号3ランとして小川をKO。マウンドが2番手左腕・坂本に代わった4回の第3打席では左前打を放ってサイクル安打に王手をかけた。6回の第4打席は4番手右腕・大西の外角高めスライダーを見逃して3球三振。8回の第5打席は5番手右腕・大下の外角高め直球を見逃し三振に終わり、球団では2008年9月3日の広島戦(京セラD)で達成した小笠原道大以来13年ぶりとなる快挙は逃したが、見事な活躍だった。

 試合後、敵地でのヒーローインタビューに臨んだ北村は「いいところに当たってくれました」と3―2と勝ち越した直後の3回に出た3ランを振り返ると「打席に入る前、元木ヘッドから『低めの変化球は捨ててしっかりゾーンを上げろ』という指示があったので、しっかりそれを頭に入れて打席に入りました」と元木ヘッドコーチの有難い助言に感謝。三塁打が出ればサイクル安打だったことについては「なかなかないチャンスなので打てたらいいなと思ってたんですけど、そう簡単にはうまくいきませんでした」と振り返った。

 故郷の石川県金沢市で行われた22日のDeNA戦では4回に今季1号となる3ランを放ち、故郷に錦を飾ったばかり。それからわずか4日後にプロ初の猛打賞と打撃好調が続いている。「本当に1打席1打席が勝負ですし、本当にチームのために、また自分のために、本当に必死になってやっていく、それだけですね」と力強く語った北村。「1戦必勝だと思うので、またあしたも勝てるように頑張りたいと思います」と冷静に今後を見据えていた。

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