日大豊山の鉄壁投手陣は仕上がり良好 2度目の甲子園へ福島直也監督「1つ1つ勝つ」

[ 2021年6月26日 22:09 ]

高校野球練習試合   日大豊山4―2湘南学院 ( 2021年6月26日    日大豊山グラウンド )

試合後に課題を挙げる福島直也監督(右) (撮影・柳内 遼平)
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 2000年以来2度目の甲子園出場を目指す日大豊山は26日、湘南学院と練習試合を行い、4―2で勝利した。最速142キロ右腕・荒木慈安(3年)、最速145キロ左腕・玉井皓一朗(3年)ら鉄壁投手陣がそろって登板し、順調な仕上がりを見せた。

 先発した1メートル84の長身左腕・玉井は3回を2安打無失点。力感のないフォームから繰り出す直球、スライダーが冴え、4三振を奪い「ストレートが浮いてしまったが、変化球でうまくカウントを取れた」と振り返った。

 春季大会で背番号1をつけた右腕・荒木は4番手で救援登板し、2回2安打1失点。高いリリースポイントからバレーのレシーブのように放たれる直球が光り、3奪三振。「夏は消耗が激しいので、球数を少なくしていきたい」と本番を見据えた。

 ほかに下手投げの右腕で昨秋はエースを務めた足立丈(3年)ら特徴を持った投手陣が好投を披露。接戦に勝利した福島直也は東東京大会に向け「投手を中心とした守りから入る野球をしたい。しっかりと守り、バントを決め、次の塁を狙う走塁をしていきたい」と抱負を語った。

 打線に手応えを持って臨んだ春季大会は3回戦で敗戦したこともあり、指揮官は「打線は水もの。確実なものを拾いたい。自分たちから崩れず、1つ1つ勝っていきたいです」と話した。

 シードを獲得しているため、初戦は7月21日の3回戦。強力投手陣の起用法にも注目だ。(柳内 遼平)

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