ソフトバンク再び3位後退…石川どうした6月4連敗で7敗目 登板間隔空け再調整も視野

[ 2021年6月26日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1―5楽天 ( 2021年6月25日    楽天生命 )

<楽・ソ>3回1死二塁、茂木に中前適時打を打たれた石川(撮影・尾崎 有希)
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 魔の6月…。ソフトバンクは25日、楽天に1―5で敗れ、1分けを挟んだ連勝が2で止まった。先発の石川柊太投手(29)が今季最短5回を8安打4失点。6月に入って自身4連敗となり、今季7敗目を喫した。チームは楽天と入れ替わりで3位に後退した。

 石川がまた一発に泣いた。3回無死三塁から浅村に内角高めの143キロ直球を振り抜かれた。左翼席中段まで運ばれる痛い先制2ラン。11日のヤクルト戦では村上、18日の日本ハム戦では浅間に先制の一発を浴びている。被本塁打13はリーグワースト2位タイだ。

 3回は茂木にも適時打を浴び、一挙3点を失った。4回にも浅村に適時打を浴び、今季最短の5回で降板。4四球と制球が乱れ、8安打4失点で今季7敗目だ。6月に入って自身4連敗となり、「今日は何もないです。毎試合、申し訳ない」と悔しさを表した。

 打線の援護にも恵まれない。則本昂に完投を許し、5回に長谷川が放ったソロによる1点に終わった。石川は6月に4試合に登板して計27イニングを投げて、その間の援護点はこの日の長谷川の一発だけ。防御率3・16ながら7敗目となり、日本ハム・池田とリーグワーストで並んだ。

 工藤監督は「全然気にする必要はない。苦しい中であいつが頑張ってくれて負けなかったゲームがある。それを考えれば今日の一戦は何てことない」と右腕をかばった。悪い流れを変えるには…。指揮官は「ここまで頑張っているが、勝ち星が付いてない。いい投手と当たるので(石川と)話をして、ちょっと空ける方がいいかな」と先発を一度飛ばしてリフレッシュさせるプランを示唆した。

 チームは連勝が2で止まり、3位へと後退した。開幕投手が投げる試合で星を拾えない状況では、なかなか波には乗れない。

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2021年6月26日のニュース