巨人5連勝で単独2位浮上!岡本和 4年連続20号!球団右打者で最年少24歳11カ月

[ 2021年6月26日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人7―1ヤクルト ( 2021年6月25日    神宮 )

<ヤ・巨>3回、岡本和が中越えに3ランを放つ(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 巨人・岡本和真内野手(24)が25日、ヤクルト戦の3回に中越え20号3ランを放つなど2安打4打点で5連勝に貢献した。初めて4番に座った18年から4年連続20本塁打に到達。24歳11カ月での到達は、球団の日本人右打者では原辰徳監督(62)の26歳を抜く最年少記録となった。主砲の活躍で直接対決のヤクルトを撃破し貯金を10として単独2位に浮上した。

 38歳年齢の違う岡本和と原監督の数字が、時を超え交錯した。常勝軍団の4番打者。指揮官がかつて言った「聖域」で2人がつながった。

 岡本和「チームのために一本でも多く打てるように頑張ります」
 原監督「俺なんて知れてる。大したことないから。本人は20本より(目標は)もうちょっと高いと思うよ」

 3回1死一、二塁、石川からバックスクリーンに運んだ。24歳11カ月での4年連続20号。高卒と大卒は違うが、26歳で達成した指揮官を抜き右打者では球団最年少での到達だ。

 原監督が復帰した19年4月。体重が増えすぎていた岡本和は、指揮官から「このままじゃ肥満体になるだけだよ」と指摘された。大好きだったスナック菓子とジュースは断ち、100キロ前後をキープ。入団時は「若年寄りみたいなところがあった」と言う原監督の印象は、短く襟足を刈り上げた今風のヘアスタイルを含め「若返ってるよう」に変わった。

 沖縄キャンプで恒例の沖宮参拝時。「今年からバトンタッチだ」と、獅子舞に頭をかまれる大役をむちゃ振りされた。それも4番の後継者と見込んだ親心だろう。故障者が続出するチームで開幕から唯一、打順は不動。7回にも適時打を放ち計4打点をマークした。

 今季70試合目での20号は、年間41発ペース。リーグトップのヤクルト・村上の前で2本差に迫り「いい手応えだった。追加点が取れて良かった」。最大8ゲーム差だった首位・阪神にも4・5差。岡本和は、18年の自己最多33本の更新と逆転Vをしっかり視界に捉えている。(神田 佑)

 ≪チーム2番目の年少達成≫岡本和(巨)が4年連続となる20号本塁打。巨人の4年以上連続20本塁打は62~80年王貞治の19年連続を筆頭に10人目、11度目だ。岡本和は今月30日が25歳の誕生日。25歳シーズンまでに4年連続20号は97年松井秀喜の23歳に次ぎ、65年王貞治に並ぶチーム2番目の年少達成。右打者では84年原辰徳の26歳を抜く最年少記録となった。

続きを表示

この記事のフォト

2021年6月26日のニュース