マエケン 3勝目ならず 4回3安打1失点 4年ぶりワインドアップ投法「気分転換でしかない」

[ 2021年6月15日 13:45 ]

先発したツインズ・前田健太(AP)
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 ツインズの前田健太投手(33)は14日(日本時間15日)、シアトルでのマリナーズ戦で今季10度目の先発登板。右内転筋の張りで負傷者リストしていたため、5月22日以来、23日ぶりの登板となった。4回を投げ3安打1失点。勝ち負けはつかなかった。

 初回1死から際どいコースをことごとくボールと判定され3連続四球でピンチ。1イニング3四球は19年4月23日のカブス戦の初回以来となった。しかしながら5番ムーアを0ー2から外角低め83・6マイル(約134・5キロ)のスライダーで遊飛、6番バウアーズを2―2から84・8マイル(約136・4キロ)の低めチェンジアップで空振り三振と無失点で切り抜けた。

 2回は9番のトラメルを1―2からこの日の最速92・1マイル(約148・2キロ)、外角高め直球で空振り三振。3回に先頭のクロフォードにまんなかチェンジアップを右中間二塁打とされ、2番フレーリーに高めの直球を中前適時打とされたが、点を奪われたのはこの時だけ。前田は4回を投げ、3安打3四球7奪三振、1失点。76球で降板した。

 前田はこの試合、4年ぶりにワインドアップで振りかぶって投げた。16年、メジャー1年目は振りかぶって投げていたが、17年序盤は4試合で1勝2敗防御率8・05の不振。ローテ落ちの危機を迎え、4月28日のフィリーズ戦でノーワインドアップに変え、7回5安打2失点と好投。以後ノーワインドアップを続けていた。今季は序盤2勝2敗、防御率5・27の不振。負傷者リスト入りしたが、9日(同10日)、3Aセントポールのリハビリ登板から、振りかぶって投げ始めた。本人は「投球フォームで大きく変わることはない。気分転換でしかない」と説明。17年も同じように説明していた。

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