広島 ドロ沼8連敗で佐々岡政権下では最多タイの借金13 「どんな負け方でも負ければ悔しい」

[ 2021年6月15日 05:30 ]

交流戦   広島2-3西武 ( 2021年6月14日    マツダ )

<広・西(2)>選手交代を告げベンチに戻る広島・佐々岡監督 (撮影・奥 調)
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 広島は14日の西武戦に1点差で敗れて今季ワーストを更新する8連敗(2分けを含む)となり、佐々岡真司監督(53)にとっては昨年に並ぶ最多の借金13を抱えた。同点の6回に磯村、羽月が犯した拙守が決勝点に直結し、打線は今季最少となる2安打と覇気がなかった。交流戦は、残り2試合の最終局面で2勝のみ。3勝(14敗1分け)だった15年DeNAの史上最少勝利を更新する危機が目前にまで迫ってきた。

 球際の弱さは、白星を取りこぼし続けるチーム状況を示すかのようだった。佐々岡監督は「どんな負け方でも負ければ悔しい」と振り返った。ミスの連続での敗戦となれば、悔しさはより一層募る。

 同点の6回の守備が致命傷となった。先頭の山川を空振り三振に抑えたところでは捕手・磯村がストライクゾーンを通った直球を後逸。捕逸による振り逃げで先頭打者を塁に出した。

 その後、1死満塁から代打・中村は浅い中飛。送球動作を焦った羽月が落球(記録は犠飛)して勝ち越しを許し、これが決勝点となった。三塁走者は足の速くない山川で、捕球さえしていれば得点を防げた状況だった。河田ヘッドコーチは「フライが捕れないでは始まらないよ。(外野手の)経験が浅いからでは済まされない」とかばうことはなかった。

 磯村は5回2死での投手交代と同時に出場。実に10日ぶりの出場だった。正捕手の会沢を代打要員として温存し、守備を期待されての起用だっただけに痛恨。石原が昇格して「捕手5人体制」となった初日の起用法は、結果的に裏目に出た。

 記録に残らないミスが目立ち始めている。交流戦16試合で5失策。これは巨人と並んで12球団最少だ。しかし、5回1死一塁で岸の遊ゴロを小園が一度はじいて併殺にできず、その後の同点打につながる場面もあった。振り返れば、12日のオリックス戦では堂林、小園の精彩を欠いた守備が決勝点となる適時打につながった。細かなミスの連続が今季最長となる8連敗につながっているのだ。

 打線は今季最少の2安打に終わり、守備のミスをカバーできなかった。佐々岡監督は言う。「若い選手は、どんどん成長していかないといけない。大事なところのミスは反省して、気を引き締めてほしい。こういう状況だからこそ前を向いて、明日取り返す気持ちでやってほしい」。監督が求める反発力を見せることができなければ、交流戦では15年DeNAの最少勝利(3勝)、最低勝率(・176)を更新することになる。(河合 洋介)

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