マエケン 日米通算2000奪三振 23日ぶり登板は1失点7Kも3勝目ならず チームは連敗

[ 2021年6月15日 14:22 ]

ア・リーグ   ツインズ3-4マリナーズ ( 2021年6月14日    シアトル )

先発したツインズ・前田健太(AP)
Photo By AP

 ツインズの前田健太投手(33)が14日(日本時間15日)、敵地シアトルでのマリナーズ戦で23日ぶりとなる復帰登板。右内転筋の張りで5月23日に負傷者リスト(IL)入り後、右上腕にも張りを感じていることが明らかになって以降初、今季10度目の先発登板は4回3安打1失点で降板し3勝目はならなかったが、4回1死にはこの日7個目の三振を奪い、日米通算2000奪三振を達成した。チームは3-4で敗退し、連敗。マリナーズは連勝。

 前田は、味方が先制した初回は1死から3連続四球で満塁としたものの、5番ムーアをスライダーで遊飛、バウアーズはスプリットで空振り三振に斬った。2回はマーフィーをスライダーで、ロングをスプリットで、トランメルを92・1マイル(約148キロ)直球で3者連続空振り三振に仕留めた。

 3回は先頭クロフォードの中前二塁打からフレーリーに中前適時打を浴びて同点とされ、なおも1死一、二塁となったがムーアをスライダーで空振り三振、バウアーズはスプリットでニゴロに退けた。チームがキリロフの5号ソロ、セレスティノの1号ソロで2点を勝ち越した4回の守りは3者凡退。1死からは8番ロングをスプリットで空振り三振に仕留め、日米通算2000奪三振を達成したが、この回で降板した。

 試合は、5回に2番手として登板したファレルが2点を失い3-3の同点となると、8回には5番手・ロブレスがバウアーズに3号ソロを浴び勝ち越しを許した。

 前田は前回5月22日(同23日)の敵地でのインディアンス戦先発では、勝敗は付かなかったが5回3安打3失点と粘投。登板後、前々回5月16日(同17日)の敵地アスレチックス戦での股関節の痛みに続き、内転筋に不安が生じたことを説明し、翌23日に負傷者リスト入り。その後右上腕にも張りを感じていることが明らかになり、回復に時間がかかっていたが、6月9日(同10日)に3Aセントポール・セインツの本拠地戦でリハビリ先発。ロイヤルズ傘下のオマハ・ストームチェイサーズを相手に4回を投げて1安打1失点、5奪三振1四球1本塁打と復調していた。

 前田は2勝2敗、防御率5・01となった。

続きを表示

2021年6月15日のニュース