巨人・丸、梶谷が15日1軍合流 坂本、岡本と主軸4人1カ月ぶりそろい踏み

[ 2021年6月15日 05:30 ]

巨人・丸
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 巨人・丸佳浩外野手(32)と梶谷隆幸外野手(32)が15日に1軍合流することが14日、分かった。丸は不振、梶谷は左太腿裏の違和感のため戦列を離れていた。18日からは阪神との3連戦(甲子園)。順調なら同戦から復帰見込みで、7ゲーム差で追う首位との直接対決で追い上げへの原動力となる。

 原監督が「チーム全体の戦力を整える。まだそういう必要がある」と話すように、チームの戦力がここから上がる。交流戦で吉川、デラロサら新たな故障者が出たが、同期間は後半に入ってから坂本、菅野と投打の「二枚看板」が復帰した。梶谷、坂本、丸、岡本和の主軸打者が4人そろうのは、坂本が右手親指を骨折した5月9日ヤクルト戦以来約1カ月ぶりになる。7ゲーム差をつけられた首位・阪神にはもう、負けられない展開。18日に野手の主力が久々にそろい、敵地で必勝を期す。

 丸、梶谷はリーグ再開後最初のカードを見据えてペースを上げてきた。丸は打率・227と苦しみ、5日に巨人移籍後初めて不振で出場選手登録抹消。指揮官は「少ない時間ではあるけども良い形で戻ってきてくれると思う」と期待してきた。ジャイアンツ球場では、自身のために電撃訪問した長嶋茂雄終身名誉監督の指導を受け、構えや体重移動を修正。バックスクリーン弾を放つなど2軍戦で打率・346と成果を見せた。

 梶谷は5月23日に飛球を滑り込んで捕球した際に痛めた患部が回復。15日の1軍全体練習合流を経て、16日はイースタン・リーグのロッテ戦出場で最終調整する。勝負はここから。虎の尻尾をつかむべく、看板打者をそろえて敵地に乗り込む。

 《08年は10ゲーム差逆転》巨人が交流戦後のリーグ戦再開を首位以外で迎えるのは
年 順 差  首位 監督 最終順位
05  5  7.0 阪神 堀内  5
06  3  4.5 中日 原   4
08  3  10.0 阪神 原   V
11  3  5.0 ヤク 原   3
12  2  1.0 中日 原   V
16  2  6.0 広島 高橋  2
17  4  11.5 広島 高橋  4
18  3  4.5 広島 高橋  3
 に次ぎ9度目になるが、過去8度のうち08、12年は逆転V。いずれも原政権下で、08年は阪神との10ゲーム差をひっくり返したが今季はどうか。

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