マエケン、日米通算2000奪三振「生き残るために三振取る球覚えた」「たくさん取れる投手でありたい」

[ 2021年6月15日 15:27 ]

ア・リーグ   ツインズ3-4マリナーズ ( 2021年6月14日    シアトル )

先発したツインズ・前田健太(AP)
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 ツインズの前田健太投手(33)は14日(日本時間15日)、シアトルでのマリナーズ戦で今季10度目の先発登板。右内転筋の張りで負傷者リストしていたため、5月22日以来23日ぶりの登板。4回を投げ3安打1失点。勝ち負けはつかなかった。試合は4対3でマリナーズが勝った。前田はこの日7奪三振。メジャー通算767個、日本通算1233個で、2000の大台に届いた。

 試合後の一問一答は以下の通り。

――5月22日以来のピッチング。
 「球数制限があったので4イニングになったが、投げている感覚は凄く良かった。久しぶりの登板で初回に力みがあって、コントロールに少しずれが出たが修正できた。感覚としては負傷者リストに入る前より良かった」

――メンタル面でいつもと違った。
 「マイナーで登板したが、マイナーとメジャーでは気持ちの入り方が違う。今日の方が力が入ってしまった。2回以降は立て直し、いいボールもたくさんあった。次の登板に生きると思う」

――最少失点。
 「長い間休んでいたわけではない。四球が多く反省点はもちろんあるが、負傷者リストに入る前はごまかしながら投げていた部分があったのに、それがなく気持ち的に楽に投げられた」

――次が楽しみ。
 「そういう感じではないけど、悪かった部分もたくさん修正できた。次は球数の制限はないと思うのでしっかり投げたい」

――休んでいる間、序盤のピッチングを見つめ直したりしたか。
 「足と腕、両方あったので、投球フォームを見つめ直すことはできなかった。トレーニングもがっつりできたわけではない。しっかり直せば気持ちよく投げられるようになると思って治療に専念した」

――今日で日米通算2000奪三振。そうそうたるメンバーの仲間入り。
 「長く現役をやっていれば届くもの。僕自身そんなに実感はないし、気にしていなかった。さっき秋山(翔吾)から『おめでとう』とラインが来て、それで初めて知りました」

――まだまだこれからだと。
 「プロに入ったときは三振をたくさん取るタイプではなかった。生き残っていくために三振を取るボールを覚えないといけないと、スライダーだったり、メジャーに来てからはチェンジアップを覚えた。工夫しながら、三振を取るボールが増えていった。特別こだわっている数字ではないけど、たくさん取れる投手でありたいなと思う」

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2021年6月15日のニュース