19人で戦った西武は引き分け、先制打の山川は前を向く

[ 2021年5月27日 23:55 ]

交流戦   西武4ー4広島 ( 2021年5月27日    マツダ )

<広・西>7回無死、左前打を放つ山川(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 西武は、試合前に源田壮亮内野手(28)が新型コロナウイルスに感染したと発表され、濃厚接触の疑いがある佐野、ニール、柘植、金子、木村、愛斗、熊代の7選手も含めて8選手がベンチ外の非常事態となった。投手9人、野手10人の計19人で挑んだ一戦は、4点を先行しながら追いつかれて今季9度目の引き分けとなった。

 同点の9回1死からベテランの栗山が中前打で出塁。本来なら代走が送られる場面だが、ベンチに残っていた野手は、捕手の岡田のみ。勝負手を打てなかった辻監督は「外野手も替えられないし、代打も送れない。きょうは苦しかったですね」と胸の内を明かした。

 それでも残された選手たちは試合に集中していた。緊急登板のダーモディは5回8安打1失点と粘投。「バタバタして気持ちの持ちようも難しいところがありました」という山川は先制の2点二塁打と気を吐き「皆がそろってできるまでしっかりやっていかなくてはならない」と前を向いた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年5月27日のニュース