広島 再開後初得点は坂倉のバットから 4点差を追う2回に反撃の適時打 ファンに白星届けるために奮闘

[ 2021年5月27日 18:54 ]

交流戦   広島―西武 ( 2021年5月27日    マツダ )

<広・西(1)>2回 無死一、三塁 右前適時打を放つ坂倉(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 コロナ禍に揺れ、19日の巨人戦以来、8日ぶりの試合となった広島が、27日の西武戦で奮闘した。

 先発の床田が不安定な立ち上がりで2回までに4失点したが、打線が奮起。2回、西川、クロンの連打で無死一、三塁の好機をつくると、坂倉が右前適時打を放ち、何とか1点を返し、「食らいついていきました。まず1点返すことができてよかったです」と話した。

 チームからは23日までに計12人の新型コロナウイルス陽性が判明。この日の西武戦は、菊池涼、鈴木誠ら11選手を欠く中での試合開催となった。

 もちろん、練習も十分ではない。21日からの阪神3連戦と、25、26日の西武戦が中止となり、その間のマツダスタジアムでの自主練習は原則個人練習のみで、球場の滞在時間が制限されるなど満足な調整はできなかった。

 それでも栗林が「延期になった試合に来るはずだったファンがいる。そういう方々がもう一度球場に来たいと思ってもらえるように、必ず勝って笑顔を届けられるように、チーム全体で戦っていきたいと思います」と話すなど、チーム一丸で臨んだ一戦でもあった。

 西武の源田もこの日、コロナ陽性判定が出るなど、両軍ともにコロナ禍となる異質な一戦でもあった。

続きを表示

2021年5月27日のニュース