ロッテ・朗希 プロ初勝利なるか!? 初の甲子園で5回4失点 勝ち投手の権利持って交代

[ 2021年5月27日 20:02 ]

交流戦   ロッテー阪神 ( 2021年5月27日    甲子園 )

<神・ロ>先発登板する佐々木(撮影・後藤正志)
Photo By スポニチ

 ロッテ・佐々木朗希投手(19)が、27日の阪神戦に先発。プロ2試合目の登板で、自身初の甲子園のマウンドに立ち5回、94球を投げ7安打4失点(自責点3)。最速は前回登板と同じ154キロ、奪三振は5つだった。6回に打線が3点を挙げて逆転に成功し、勝ち投手の権利を持って交代。「要所要所でタイムリーを打たれてしまって、少しもったいなかったところがあったので次はしっかり修正していきたいと思います」とコメントした。

 初回に荻野の先頭打者弾で1点の援護をもらってマウンドに上がった佐々木朗は、初回は3番・マルテを空振り三振に仕留めるなど3人で切り抜けた。だが2回に首位・阪神のクリーンアップにつかまった。先頭の4番・大山に中越え二塁打を許し、続くサンズは遊撃内野安打の無死一、三塁でドラフト1位ルーキー・佐藤輝に左前へ同点タイムリーを打たれた。梅野、小幡をともにフォークで空振り三振としたが、投手のアルカンタラに右前打を打たれた。二塁走者のサンズがホームへ滑り込み逆転を許した。井口監督はリクエストしたが、判定は覆らなかった。

 3回には先頭の中野に四球を与え、けん制で一塁手・レアード捕球ができず、また捕手のパスボールもあって三塁に進まれ、サンズの右前タイムリーで1点を失った。5回に味方打線が1点を返し、2―3で迎えたその裏には2死から大山に四球を与え、暴投で二塁に進まれた後、サンズにフルカウントからストレートを右越えへ適時打され4点目を失った。

 だが、6回に味方打線が3点を挙げて逆転に成功。佐々木朗に勝ち投手の権利が転がり込んだ。

 今月16日、本拠地の西武戦で1軍デビューした時には先発で5回6安打4失点。107球を投じて最速は154キロをマークした。5回に同点に追いつかれたが、直後にマーティンがこの日2本目となる2ランで勝ち越した。プロ初勝利の権利を持って降板も、8回から登板した4番手・唐川が同点に追いつかれて初勝利はならず。試合は6―6で引き分けていた。

 また、1―2出迎えた3回にプロ初の打席に立ったが、アルカンタラと対戦したが、3球とも直球を見逃して三振。5回の2死一塁ではバットを振る場面もあったが、空振り三振だった。

続きを表示

この記事のフォト

2021年5月27日のニュース