西武 19人で戦う非常事態も引き分け 7回に追いつかれるも

[ 2021年5月27日 21:32 ]

交流戦   西武4ー4広島 ( 2021年5月27日    マツダ )

<広・西(1)>2回に本塁打を放った若林(左から2人目)を迎える西武ベンチ(撮影・成瀬 徹)
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 西武は19人で戦うことになった27日の広島戦は、序盤に4点リードしてものの7回に同点に追いつかれて4―4の引き分けとなった。

 試合前に源田壮亮内野手(28)が新型コロナウイルスに感染したと発表され、濃厚接触の疑いがある佐野、ニール、柘植、金子、木村、愛斗、熊代の7選手も含めて8選手がベンチ外の非常事態となった。

 投手9人、野手10人の計19人で挑んだ1戦は初回から1死満塁で山川のレフトへの適時二塁打で2点先制。続く呉念庭が左犠飛もレフトの中村奨が失策し、1点追加し初回から3点のリードを奪った。2回は1死走者なしから若林の2号ソロで加点し、序盤から4点リードした。

 投げてはニールが先発回避となったため、ダーモディが緊急先発登板。来日から4度目の初回から打線の援護をもらい3-0で迎えた初回は3者凡退に抑え、さらに味方の援護をもらい4ー0となった2回は先頭の西川、クロンと連打を浴びて無死一、三塁のピンチを迎え、坂倉に右前適時打を打たれて1点失った。後続は断って最小失点で抑えた。3回以降は毎回安打を浴びながらも無失点に抑え、5回86球を投げて8安打1失点の粘り強い投球で緊急先発登板の仕事を成し遂げて降板した。

 4ー1とリードして迎えた6回から継投策も誤算。2番手の十亀が2点失い1点差に。さらに7回に5番手で登板した森脇が同点に追いつかれ、ダーモディの来日初勝利はまたもやお預けとなった。4ー4の8回からは6番手で平良が登板し、2死走者なしから代打・磯村にレフトフェンス直撃の二塁打を浴びるが、続く堂林をニゴロで打ち取って開幕から24試合連続無失点投球となった。9回はギャレットが無失点に抑えて引き分けで試合が終わった。

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2021年5月27日のニュース