巨人・横川プロ初勝利ならず 今季初登板で5回6K2失点&初安打 大阪桐蔭先輩・浅村には適時打許す

[ 2021年5月27日 19:28 ]

交流戦   巨人―楽天 ( 2021年5月27日    東京D )

<巨・楽3>力投した巨人の先発・横川(撮影・木村 揚輔)
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 巨人の3年目左腕・横川凱投手(20)がチームの交流戦開幕3連勝が懸かった楽天戦(東京D)で今季初登板初先発。5回4安打2失点と好投したが、打線の援護に恵まれず、プロ初勝利はならなかった。

 大阪桐蔭時代は根尾(中日)、藤原(ロッテ)らと同期で4季連続で甲子園出場を果たし、3度の優勝。プロ初先発となった昨年11月8日のヤクルト戦(東京D)では5回1失点と好投し、勝利投手の権利を得て降板したが、リリーフ陣が逆転を許してプロ初勝利が消滅している。それ以来ちょうど200日ぶりの1軍マウンドだったが、試練は初回からやって来た。

 初回1死走者なしから村林を一ゴロに打ち取ったが、これをスモークが後逸。2死後、島内に四球を与えて一、二塁としてから鈴木大には7球連続ファウルで粘られた。結局、11球目フォークで空振り三振に打ち取り失点はしなかったものの、この回だけで16分かかり、28球という投球数。3回には今季初打席、プロ通算3打席目で中前に自ら初安打を放ったものの、後続が打ち取られて無得点。すると、4回には2死から茂木に落ちなかったフォークを右翼スタンド上段まで運ばれ先制を許した。

 そして、5回には2死走者なしから自らの悪送球で岡島を塁に出すと、村林に中前打されて一、三塁のピンチ。ここで大阪桐蔭の10年先輩でもある浅村にカットボールを右前適時打されて2点目を失い、この回を投げ切って降板となった。

 横川の投球内容は5回で打者22人に対して95球を投げ、4安打2失点(自責1)。6三振を奪い、与えた四球は1つだった。

 ▼横川 粘り強く投げられたことは収穫ですが、勝負に行く最後の最後で甘くなってしまったことが反省です。今日の反省を踏まえてしっかりと意識して今後につなげたいです。

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