ロッテ・佐々木朗希 5回7安打4失点でプロ初勝利!甲子園で輝いた最速154キロ、94球

[ 2021年5月27日 21:05 ]

交流戦   ロッテ6ー4阪神 ( 2021年5月27日    甲子園 )

<神・ロ>8回、本塁打を放ち生還するマーティンを迎える佐々木朗(右上)(撮影・後藤正志)
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 ロッテ・佐々木朗希投手(19)が、27日の阪神戦に先発。プロ2試合目の登板で、自身初の甲子園のマウンドに立ち5回、94球を投げ7安打4失点(自責点3)でプロ初勝利を挙げた。5回を投げ終え2―4だったが、6回に打線が3点を挙げ逆転、5投手の継投でセ・リーグ首位の阪神を下した。

 初回に荻野の先頭打者弾で1点の援護をもらってマウンドに上がった佐々木朗は、初回は3番・マルテを空振り三振に仕留めるなど3人で切り抜けた。だが2回に首位・阪神のクリーンアップにつかまった。先頭の4番・大山に中越え二塁打を許し、続くサンズは遊撃内野安打の無死一、三塁でドラフト1位ルーキー・佐藤輝に左前へ同点タイムリーを打たれた。梅野、小幡をともにフォークで空振り三振としたが、投手のアルカンタラに右前打を打たれた。二塁走者のサンズがホームへ滑り込み逆転を許した。井口監督はリクエストしたが、判定は覆らなかった。

 3回には先頭の中野に四球を与え、けん制で一塁手・レアード捕球ができず、また捕手のパスボールもあって三塁に進まれ、サンズの右前タイムリーで1点を失った。5回に味方打線が1点を返し、2―3で迎えたその裏には2死から大山に四球を与え、暴投で二塁に進まれた後、サンズにフルカウントからストレートを右越えへ適時打され4点目を失った。最速は前回登板と同じ154キロ、奪三振は5つだった。

 打線は1―3で迎えた5回にエチェバリアの中犠飛で1点を返し、6回には2死から中村が四球、レアードが中前打の一、二塁で角中がレフトへタイムリー二塁打を放ち同点。さらに藤岡の内野安打とマルテの悪送球の間に逆転に成功した。8回にもマーティンの16号ソロで突き放した。

 佐々木朗の後を受けて登板した佐々木千、ハーマン、唐川、益田が無失点で阪神打線を封じ、佐々木朗にプロ初勝利を贈った。益田は13セーブ目。

 今月16日、本拠地の西武戦で1軍デビュー。先発で5回6安打4失点。107球を投じて最速は154キロをマークした。5回に同点に追いつかれたが、直後にマーティンがこの日2本目となる2ランで勝ち越した。プロ初勝利の権利を持って降板も、8回から登板した4番手・唐川が同点に追いつかれて初勝利はならず。試合は6―6で引き分けていた。

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