ヤクルト・青木 日米通算2500安打を支えた専属トレーナー「体の一部みたいなもん」

[ 2021年5月27日 05:30 ]

交流戦   ヤクルト4-3日本ハム ( 2021年5月26日    神宮 )

青木(左)と原田雅章トレーナー
Photo By 提供写真

 【Hero's File】青木には野球人生の大半を一緒に歩んできた人物がいる。個人トレーナーの原田雅章氏(59)だ。ほぼ毎日2時間、青木の自宅や遠征先で体のケアを行うのが日課。「俺はノリ(青木)の体の一部、パーツみたいなもん」と語る。

 知り合ったのは早大時代。メジャー移籍の際には「一緒に来てくれないと野球ができない」と頼み込まれ、都内で営んでいた整体の治療院を閉めて同行した。メジャー6年間で7球団。どんな時も寄り添い、青木の体を見続けてきた。「勘や才能だけじゃ、長生きできない。自分のことをよく知っている。どこが衰えているか、映像を見たり、トレーニングの先生に聞いたりして常に探って答え合わせしている」。日本復帰後も2人のルーティンは変わらない。

 積み上げた安打の数は日本で1727、米国で774。長年第一線で活躍できた理由を青木は「ケガをしなかったのは大きい。健康でプレーできるのは、凄く重要。専属のトレーナーに感謝です」。二人三脚の旅はまだまだ続く。(ヤクルト担当・青森 正宣)

続きを表示

2021年5月27日のニュース