朗希が!ついに!!投げる!!! 16日有力

[ 2021年5月11日 05:30 ]

ロッテの佐々木朗希(撮影・白鳥 佳樹)
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 ロッテ・佐々木朗希投手(19)が、ついに1軍デビューを果たす。井口資仁監督(46)が、2年目右腕を14日からの西武3連戦(ZOZOマリン)で登板させることを明かした。昨季はコンディションが整わず、体づくりに専念してきたが、今季は開幕から2軍で実戦登板を重ねた。ベールに包まれてきた最速163キロの「令和の怪物」について、ロッテ担当・横市勇記者がデビュー戦の注目ポイントを挙げた。

 佐々木朗はミステリアスな怪物。大船渡時代は甲子園に出場できなかった。多くのファンは投球を見ていない。だから、より大きな関心を引くのだろう。

 記者がこれまで担当したダルビッシュ、大谷の同時期と比較しても速い球を投げる。勘違いしてほしくないのは、「球の速い投手」=「勝てる投手」ではないこと。ただ、19歳右腕は、それをしっかりと理解している。

 注目の登板日について、井口監督は「ライオンズ戦のどこかで行けたらなと思っている」と明かした。そのデビュー戦でファンに注目してもらいたいポイントは、ずばりコントロールだ。

 高3春の高校日本代表候補合宿では163キロ、昨年5月のシート打撃では160キロを計測。一方、今季は8日のイースタン・リーグ楽天戦での156キロが最速だ。それでも2軍5試合に登板し1勝0敗、防御率0・45。計20イニングで5四死球の制球力が、それを可能にさせる。

 プロとしては身体的に発展途上。現段階でチームも本人も球速を求めていない。8割程度の力で投球することで、大きなバラつきも消えた。160キロの球速は出なくても、これで150キロ以上が出ており球威は十分だ。

 制球力と球威。その両立を示す一つのバロメーターは、直球で打たせるファウルだ。「相手が直球を狙っている中で、ファウルにしてカウントを取れたりと、直球で勝負して抑えることができた」と手応えをつかんでいる。ストライクゾーンにどんどん投げ込むことで打者との対戦で優位に立ち、球数も減らすことができていた。

 ここまでも登板ごとに球速は徐々に上がっている。プロ初登板で緊張もするだろう。無意識に力が入って160キロが出てしまうかもしれない。その中でどれだけ、投球と自分自身をコントロールできるか。2軍と同じような投球ができれば、勝利の可能性はぐっと高まる。

 《開幕前の課題 走者背負っての投球は?未知「100球」は?》2軍では圧倒的な結果を残した佐々木朗だが、開幕前には課題も見えた。3月23日のDeNAとの練習試合で走者を背負った時の投球だ。1軍の舞台で先発し2回2安打2失点。押し出しを含めた2四球を与えた。左足をダイナミックに高く上げるフォーム。走者を背負ってからクイックが必要になると球速、制球力が低下した。2軍戦ではこの課題は浮き彫りにならなかったが、どれだけ修正できているのか、チェックしたい。

 怪物たるがゆえの誤算もあった。1軍昇格の目安に「100球」もあったが、軽く投げて150キロ以上を制球良く投げたため、1日の巨人戦では6回を65球、8日の楽天戦でも6回を85球で終える形となってしまった。現時点で100球は未知の領域。球数が増えた時に、どんな投球を見せるかも注目だ。

 《万全中7日「サンデー朗希」有力》井口監督は、8日のイースタン・リーグ楽天戦で6回5安打1失点だった佐々木朗の映像をチェックして「しっかりと自分の投球ができている」とゴーサインを出した。

 1軍は11日からペイペイドームでソフトバンクと2連戦を行い、13日がオフ。右腕は14日の試合前練習から合流予定だ。ここまで常に中6日以上の登板間隔を空けており、登板日は15日か16日となる。指揮官は「戦力として上がってきてもらうので、いい投球を期待したい。しっかりとデビュー戦を飾ってほしい」と万全の調整をさせる方針。現状では中6日より、中7日の「サンデー朗希」として16日の先発が有力とみられる。

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