“コロナ退団”の前楽天コンリーがレイズと契約、メジャー通算25勝左腕

[ 2021年5月11日 03:00 ]

マーリンズ時代のアダム・コンリー投手(AP)
Photo By AP

 コロナ禍で来日できず、今月6日に楽天と契約を解除したアダム・コンリー投手(30)が、レイズとマイナー契約を結んだ。10日(日本時間11日)にベースボール・アメリカ誌が報じた。

 昨季までマーリンズに所属した左腕のコンリーはメジャー通算174試合登板の実績があり、昨年12月に契約を交わした楽天ではセットアッパー候補として期待されていた。日本政府はアスリートについては徹底した防疫措置を条件に特例での入国を認めたが、コンリーは家族全員での来日を希望。元メジャーリーガーの石井一久GM兼監督は自身も異国でのプレー経験があるだけに理解を示し、選手、球団双方が納得する形で退団となった。コンリーは米国内で調整を続けており、コンディション的には問題ないもよう。レイズでは救援、スポットの先発など様々な形での起用法が見込まれている。

 コンリーは楽天と契約解除した際に「私と家族の決断をご理解いただき、受け入れてくれた楽天イーグルスには心より感謝しております。日本という素晴らしい国で生活することを本当に楽しみにしておりました。しかし、コロナの影響で来日時期が遅れ、これまでアメリカで自主トレを続けてきましたが、日本の状況がさらに悪化しているのを見て、このまま来日し、日本のファンの皆さんの前でプレーするのが困難であると家族とも話をしました」とコメントしていた。メジャーでは通算25勝30敗5セーブ、防御率4・82の成績をマークしている。

続きを表示

2021年5月11日のニュース