国学院大 10年秋以来のV王手!福永が“ワンチーム魂”で10回に決めた

[ 2021年5月11日 05:30 ]

東都大学野球 最終週第1日   国学院大6―5中大 ( 2021年5月10日    神宮 )

<中大・国学院大>延長タイブレーク10回1死一、三塁、勝ち越しの適時二塁打を放つ国学院大・福永(撮影・河野 光希)
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 1回戦3試合が行われた。国学院大は中大を延長10回、タイブレークの末に6―5で下し、10年秋以来のリーグ優勝に王手をかけた。今秋ドラフト候補の福永奨捕手(4年)が決勝打をマークし駒大は東洋大に逆転サヨナラ勝ちを収め、1部残留に望みをつないだ。

 チームメートの後押しに気持ちが楽になった。5―5の延長10回1死一、三塁。5番・福永が左中間フェンス直撃の適時二塁打を放った。この1点が決勝打となり「ベンチから“楽しんでいけ”と言ってもらい、シンプルに自信を持ってやるだけだった」と笑った。

 扇の要として直後の守りでもチームを救った。無死一、二塁から捕手前に転がったバントの打球を素早く処理して三塁封殺し、最後は三盗を試みた走者を刺してゲームセット。鳥山泰孝監督は「国学院らしく全員の魂が一つになった。主将の福永が(勝利に)導いてくれた」と称えた。14日の最終戦で中大に勝てば11年ぶり2度目の優勝が決まる。福永は「変わることなく全員がワンチームで」と大一番を見据えた。(川島 毅洋)

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2021年5月11日のニュース