巨人・若林「打てて良かった」 坂本不在の打線で決勝弾 昨季無安打、父も打てなかったハマスタで1号

[ 2021年5月11日 21:23 ]

セ・リーグ   巨人4―2DeNA ( 2021年5月11日    横浜 )

<D・巨7>9回1死、若林は右越えソロ(撮影・小海途 良幹)
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 巨人の若林晃弘内野手(27)が2―2のまま迎えたDeNA戦(横浜)の9回に相手守護神・三嶋から右翼ポール際へ今季1号となる勝ち越しソロ。吉川尚輝内野手(26)も左中間スタンドへ2者連続の3号ソロで続き、チームに今季20勝目&今季初の貯金8をもたらした。

 2―2で迎えた9回、それまでの3打席で快音のなかった若林はカウント1―1からの3球目、真ん中付近に来たフォークを右翼ポール際へ。4回の第2打席で左翼線二塁打を放っていた吉川は1ボールからの2球目、外角低めスライダーを左中間スタンドに叩き込んだ。

 今季1号が値千金の決勝アーチとなった若林は「何とか勝ちたいという気持ちでチーム一丸となってやってたんで、打てて良かったです」とホッとした様子。「それまで内容が良くなかったので割り切って、思い切っていこうと思って打席に立ちました」とし、「いい角度でいいところに飛んでくれたので良かったと思います。入ったと思いました」と手応えを思い出して笑顔を見せた。プロ4年目でハマスタでの本塁打は初。「昨年1本もヒットを打ててなかったので、ちょっとイヤな思い出ばっかりなんですけど、きょうは打てて良かったです」とはにかんだ若林。父・憲一さん(68)はDeNAの前身にあたる大洋の元選手だが、プロ通算1本塁打は川崎球場でのもの。それについては「ちょっと知らないですね」と苦笑いだったが、「いつも色々アドバイスもいただいているので、また打てるようにしっかりと頑張りたいと思います」と自身プロ通算8本目のアーチを喜んだ。

 エースの菅野智之投手(31)に続いて主将の坂本勇人内野手(32)も右手親指骨折で離脱。投打の大黒柱を欠いて迎えた敵地での一戦をものにし、「やっぱり勇人さんがいないのはチームにとっても痛いですけど、きょうもミーティングで『ONE TEAM』っていうことで全員で戦おうっていう気持ちをもってやっていたので、まずこの初戦を勝てたので良かったと思います」と胸を張っていた。

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