西武・平良、開幕から20試合連続無失点の理由は? データにも表れている変化

[ 2021年5月11日 22:49 ]

パ・リーグ   西武3―3楽天 ( 2021年5月11日    楽天生命 )

<楽・西(7)>楽天打線を封じる平良 (撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 西武の平良海馬投手(21)が同点の8回に登板。わずか9球で三者凡退に抑え、開幕からの連続無失点を20試合に伸ばした。

 しかし、自慢の直球は147キロを計測した初球の1球のみで、残りはすべて変化球。直球に関して「一番打たれている球なので、慎重に投げています。(自信があるのは)真っすぐ以外です」と言い切った。

 事実、今季の被打率は・152(66打数10安打)だが、直球に限ると、同・217(23打数5安打)まで跳ね上がる。昨季は被打率・129(170打数22安打)に対し、直球も・135(96打数13安打)と大差はなく、今季との差は歴然だ(データは共同通信デジタル「翼」提供)。

 去年から変化球の重要性を話していた右腕は、遠投でもチェンジアップを投げるなど、感覚を磨いてきた。キャンプの頃は「あまりよくなかった」と振り返るが「最近はいいんじゃないかなって思います」。最速160キロの直球に頼らず、変化球でも抑えられる21歳、恐るべしだ。

続きを表示

2021年5月11日のニュース