ソフトB・開幕ローテ狙う2人に明暗 杉山4回3失点、笠谷は自賛の3回零封

[ 2021年3月10日 05:30 ]

オープン戦   ソフトバンク5―3巨人 ( 2021年3月9日    ペイペイD )

<ソ・巨>2番手で登板し、3回を無失点に抑えた笠谷(撮影・中村 達也)
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 初の開幕ローテーション入りを狙うソフトバンクの2人が明暗を分けた。

 杉山はオープン戦初先発で4回5安打3失点。アピール成功とはいかなかった。「カウントを悪くして腕を振って投げられず、リズムが悪くなり失点につながった」とコメントした。

 初回の死球でリズムが狂って4四死球。単打と連続四球が続いての2回1死満塁では秋広にボテボテの遊撃への適時内野安打。再び満塁で三塁への適時内野安打に加えて、併殺を狙った周東の処理ミスもあり、3点を失った。

 工藤監督は「調子のいいときばかりではない。次の機会での修正が大事」と静観したが現時点で残る枠は「1」。残されたチャンスは少ない。

 一方、左腕の笠谷が自画自賛の好投。5回から2番手登板し3回1安打零封した。「先発は最低でも最少失点でつなぐ。それができているし、いい感じできている。ちょっとずつ結果が出て、いいなと思ってます」と笑った。5回1死で丸に中前打を許した後は二ゴロ併殺。7回は2三振で難なく終えた。工藤監督も「球威があるし球の走りで押せる。次は精度ですが内容はナイスピッチング」とご機嫌だった。

 石川、高橋礼、和田が先発ローテーションに確定している。武田も好調。両ふくらはぎ不調の千賀も急激な回復を見せており、指揮官は「固まってきているが結論はお待ちください」と話す。いよいよ開幕ローテーション6枠の争いは最終章に向かっている。

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