“開幕投手はサイコーじゃない!?”　阪神・藤浪「特別視しすぎて入れ込みすぎるのもどうかと」

＜神・広＞開幕投手に指名され、金村投手コーチ（左）と握手を交わす藤浪（撮影・北條　貴史）
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　阪神の藤浪晋太郎投手（26）が9日、自身初となる開幕投手へ決意を新たにした。甲子園で顔を合わせた矢野燿大監督（52）からは、あらためて大役を託されチームの根幹を担う世代としての大きな期待もかけられた。その後、報道陣に対応し、今の率直な思いと大一番への意気込みを語った。以下、藤浪と一問一答。

　【藤浪に聞く】
　――いつ通達されたか。
　「一昨日（7日）、残留練習中です。練習している時に監督から連絡いただきました。その時は文章でした。帰ってから詳しく話すから、とにかく事実だけを」

　――どんな気持ちだったか。
　「びっくりというのがありますし今でも驚いていて。驚いているというのが自分の中で……。落ち着いていない気持ちがあります」

　――開幕投手は特別か。
　「自分が成績を出している時も能見さんだったりメッセンジャーだったりがいたので、あまり開幕投手について考えたことなかったですけど。やっぱりチームの顔だと思いますし、責任持ってしっかりやりたい」

　――キャンプからの手応えは。
　（通りかかった糸井が“サイコー”とつぶやいて横切る）「ここまでは良い感じで来ているので」

　――前向きな気持ちは。
　「矢野さんにも“期待しているってことだし評価しているから”と。“そういう評価だから自信にしてくれ”という話もしていただきました」

　――チームの1試合目になる。
　「すごく特別に聞こえるんですけど、2戦目でも3戦目でも、自分にとっての開幕は変わりないので。143分の1とは言わないですけど、それぐらいの気持ちで。特別視しすぎて入れ込みすぎるのもどうかと思う。できるだけ普通にフラットに入っていけたら」