コイの守護神争いに新局面 ドラ1栗林が5試合連続無失点 抜群の安定感で「半歩」リード

[ 2021年3月10日 16:28 ]

オープン戦   広島3ー9阪神 ( 2021年3月10日    甲子園球場 )

<神・広>8回に登板した広島・栗林は3者凡退に抑える (撮影・奥 調)
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 期待の新人が守護神の座に近付いた。広島のドラフト1位ルーキー・栗林良吏投手(24)が8回から5番手として登板し、1回を無安打無失点。オープン戦2試合連続無失点で、2月の練習試合を含む対外試合は5試合連続無失点と抜群の安定感を示した。

 先頭の長坂をフォークボールで左飛、続く木浪をカットボールで遊ゴロに仕留めると、板山をフォークボールで空振り三振。危なげない内容で、登板を終えた。

 広島はこの日、昨季チーム最多の19セーブを記録したフランスアが今月9日に広島市内の病院で「右膝内側半月板部分切除」を受けたことを発表。守護神の筆頭候補が開幕に間に合わない見込みとなった。栗林に加え、同じく対外試合の無失点を続けるドラフト3位・大道(八戸学院大)、昨季の実績がある塹江、ケムナが候補となるが、結果を出し続ける栗林が半歩、リードした形だ。

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2021年3月10日のニュース