西武98年組の活躍で快勝 先発・今井が5回1失点、同期入団の鈴木が3安打 若林、ブランドンは一発

[ 2021年3月10日 19:30 ]

オープン戦   西武14ー2中日 ( 2021年3月10日    ナゴヤ球場 )

<中・西OP戦>グラブを叩いてナインを労い、ベンチに戻る今井(撮影・椎名 航)
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 チームの大先輩、松坂が、横浜高3年時に甲子園で春夏連覇を達成した98年。この日は、その年に生まれた若獅子たちが躍動した。

 先発の今井は風速約7メートルの向かい風の中、5回2安打1失点。「スライダーもカーブもいつもより曲がったけれど、しっかりカウントも取れた。最少失点で大崩れしなかったのがよかった」とうなずいた。

 今井と同期入団の鈴木は、1番で起用され、左前適時打を含む3安打。初回先頭で中日の開幕投手・福谷の初球を右前打。2回には一前へのゴロを気迫のヘッドスライディングで内野安打とし「同い年のやつが打ったら負けていられないなって思います。自分は開幕1軍ではなく、開幕スタメンを目指してやっている」と言い切った。

 2番のドラフト4位・若林(駒大)は「先発の人達が皆さん打っていたので、集中していい内容で打てればと思ってバットを振りました」と3回にオープン戦1号3ラン。三塁手で開幕1軍入りを狙っているドラフト6位・ブランドン(東農大北海道オホーツク)も3ランを含む3安打5打点と爆発。「試合前からお互いにマルチを打とうとか話をしています。良い刺激になっている」と若林との相乗効果を口にした。

 チームは先発全員となる18安打14得点の猛攻で快勝。その中心で98年組がしのぎを削っている。

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2021年3月10日のニュース