筑波大・佐藤 5回零封、11球団スカウトにアピール「こういう雰囲気の中で投げられたこと収穫」

[ 2021年3月10日 05:30 ]

オープン戦<筑波大・東洋大>5回無失点の好投を見せた筑波大・佐藤隼
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 首都大学野球リーグの筑波大は9日、茨城県常総市内で東洋大とオープン戦を行い、0―0で引き分けた。今秋のドラフト上位候補に挙がる151キロ左腕・佐藤隼は先発で今年初登板し、5回を1安打無失点の好投。最速148キロだった直球を軸に5三振を奪った。

 視察したプロ11球団のスカウトにアピールし「こういう雰囲気の中で投げられたことは収穫」と笑顔。2回は同じくドラフト候補の東洋大・木村を冬場に磨いたチェンジアップで空振り三振に仕留めた。楽天の後関昌彦スカウト部長は「特にチェンジアップが良かった。打者は真っすぐと思って振っていた。それだけ腕が振れているということ」と評価。宝刀のスライダーに加え、新たな武器を手にした。(柳内 遼平)

 ◆佐藤 隼輔(さとう・しゅんすけ)2000年(平12)1月3日生まれ、宮城県出身の21歳。小4から野球を始め、仙台高では甲子園出場なし。筑波大では1年春からベンチ入りし、2年時に大学日本代表に選ばれた。首都大学リーグ通算22試合で8勝4敗、防御率1・07。1メートル81、82キロ。左投げ左打ち。

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2021年3月10日のニュース