阪神・秋山 2軍戦で“レベチ”な4者連続見逃し三振 5回1失点に「やりたいことできた」

[ 2021年3月10日 05:30 ]

教育リーグ   阪神2ー1オリックス ( 2021年3月9日    鳴尾浜 )

<教育リーグ 神・オ>5回1失点の力投を見せた秋山(代表撮影)
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 阪神の秋山拓己投手(29)が9日、教育リーグ・オリックス戦(鳴尾浜)に調整登板で先発し、5回3安打1失点、6奪三振。開幕3戦目へ向け順調な調整ぶりを示した。

 「アバウトなところはありましたけど、やりたいこともできたし、しっかり良い内容で帰ることができた」

 初回1死から大城を137キロ、元を139キロ直球で見逃し三振と好発進すると2回も先頭の来田、佐野如と4者連続見逃し三振。2軍の若手相手に圧倒的な力を見せつけた。それでも満足はない。すでに、そのレベルではないからだ。「若い選手が多かったし、そこはまた上(1軍)と違う結果になると思う」と気を引き締めた。

 3回には2死から勝俣にソロを浴びて先制を許すも、崩れる気配をみじんも感じさせることなく次打者・福田を見逃し三振に料理。5回は無死二、三塁のピンチを無失点でしのぐなど、ギアチェンジもバッチリ。「テンポもしっかり意識できましたし、意図のある球もだんだん増えてきたので続けていきたい」と手応えを口にした。

 今春キャンプでは3試合登板で計8回3安打1失点。3月に入っても、持ち前の安定感抜群の投球を維持している。この日の活躍を伝え聞いた矢野監督からも「結果からすればある意味、当たり前だし、本人も満足していないだろうし、普通にやってくれるというのはチームにとって大事なんで。気持ちでも引っ張っていこうというところもあると思う」と期待を受けた。

 「まだまだ精度を上げていかないと」と秋山。初の2年連続2桁勝利に向け、微調整を重ねていく。 (須田 麻祐子)

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2021年3月10日のニュース