ついに出た!阪神・佐藤輝が左中間へ甲子園初アーチ!!「ファンの皆さんの前で打てて良かった」

[ 2021年3月10日 15:07 ]

オープン戦 阪神ー広島 ( 2021年3月10日    甲子園球場 )

<神・広>5回2死二塁、佐藤輝は中越えに2点本塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 本拠地・甲子園でのオープン戦2試合目。ルーキー佐藤輝が、またしても“驚打”を見せた。2試合連続で6番に座り、この日は三塁でスタメン出場した。2打席連続安打で迎えた5回だ。2死二塁からスコットの145キロツーシームをジャストミート。打った瞬間、それと分かる豪快な左中間への2ランとなった。

 「打ったのはツーシーム。甘いボールをしっかり捉えることができた。この甲子園でファンのみなさんの前でホームランを打つことが出来て良かったです」。阪神の新人選手の甲子園アーチは02年3月13日の日本ハム戦で浅井良が記録して以来となる。

 佐藤は第1打席ではカウント1―1からの3球目をフルスイング。打球は三塁頭上に高々と上がり、ファウルゾーンで構えた矢野が、風に戻された打球に届かず、三塁内野安打となった。2月28日のヤクルト戦(浦添)でも左翼フライを二塁打にする通天閣打法を披露したばかり。テレビ解説の亀山つとむ氏(本紙評論家)も「相当スピンが効いているから、あの当たりになる」と関心しきりだった。第2打席でも108キロのカーブを右翼線に運ぶ二塁打と、この日は大当たりだった。

 9日の甲子園デビューでは初回2死一、二塁からの初打席で、右前適時打。「最後に浮いてきたボールを逃さずに捉えることができた」と持ち前の集中力を同一リーグ相手に発揮した。「集中していたので覚えていないですが、そうやって声援して頂いたのはすごくうれしかった」とスタンドの拍手を胸に刻んでいだ。甲子園を自分の庭にした「千両役者」ぶりを発揮している。

続きを表示

2021年3月10日のニュース