ENEOSが19安打16得点の大勝 2年目の篠原が4安打3打点の大暴れ

[ 2021年3月10日 19:22 ]

第75回東京スポニチ大会第2日 予選リーグD組   ENEOS(1勝1敗)16―1カナフレックス(1勝1敗) ( 2021年3月10日    岩槻 )

スポニチ大会<ENEOS・カナフレックス>2回1死、篠原は右前打を放つ(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 ENEOSが19安打16得点の大勝。打線爆発の中で、特に光ったのが2年目の篠原涼内野手。2回、7点の起爆剤となる右前打を放つと、4回には右翼へ二塁打。5回の好機には中前適時打に6回には右中間2点三塁打。4安打3打点と、チャンスメークから走者を還す主力の働きまでこなす“恐怖の8番打者”として存在感を示した。 試合結果

 篠原といえば敦賀気比でセンバツ大会優勝。U18高校日本代表の主将を務め、筑波大時代も大学日本代表の主将とリーダーシップは保証付き。2年目を迎え「打席でも少し余裕が出てきました。自分が気持ちいいバッティングをするんじゃなく、相手投手とどう対処するかが大事。打席で冷静に判断して打っていけるようになってきました」と成長の跡をを話す。前日のJR東海戦は4打数無安打も「内容は悪くなかったし、引きずらないようにしました」と切り替えて臨んだという。

 守備の三塁でも再三好守で投手を助け、走塁も決して手を抜かない。その姿勢を大久保秀昭監督に聞くと「うん。高校、大学で日本代表のキャプテンだからね。そう見えたならうれしい。でもね、都市対抗連覇(12~13年)したとき宮沢(健太郎氏)というすばらしいリーダーがいたんだよ。そこにはまだだけどね」と期待を込めて更なる成長を促した。

 「まだ1試合残っている。(決勝トーナメントへ)あきらめず、あす(日本製鉄鹿島戦)が大事な試合です」篠原は毎日を全力で戦っていく。

続きを表示

2021年3月10日のニュース