ソフトB大関 1失点も強気の“押し”見せた 工藤監督「打たれても心が折れなければ前には進める」

[ 2021年3月10日 22:32 ]

オープン戦   ソフトバンク1―1巨人 ( 2021年3月10日    ペイペイD )

<オソ・巨>9回、5番手で登板した大関(撮影・中村 達也)
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 大関が、土俵際で何とか踏みとどまった。ソフトバンクの育成2年目左腕・大関友久投手(23)が、10日の巨人とのオープン戦に5番手登板。1―0の9回、先頭の坂本にフェンス直撃の左越え二塁打、続く岡本に左適時二塁打で同点とされたが、徳俵に足がかかった状態から1失点で食い止めた。

 無死二塁のピンチから、丸を144キロ直球で二ゴロ。1死三塁で代打・広岡を146キロ外角直球で空振り三振とし、若林を146キロ直球で中飛に切った。強気の押しが生きた。

 2月19日の紅白戦から実戦5戦目で手痛い初失点を食らったが、工藤監督は結果よりも大関の気概を評価。次回の取り組みに、引き続き期待をかけた。

 「いいんじゃないんですか。逃げるんじゃ無く、向かって行って打たれるのは投手にとって悪いことではない。思い切って勝負に行く、それで打たれたら、また勉強だ。打たれても自分の心が折れなければ前には進める」

 宮崎キャンプ中の2月19日の紅白戦登板から、1軍に出げいこ中。念願の支配下選手登録をかけた“大関昇進総見”は、12日からの東京遠征3連戦に持ち越された。角界では14日から両国国技館で、三月場所が始まる。3月中に、大関の部屋がある筑後ファーム施設内で歓喜の座布団は舞うか。勝負は、ここから大一番を迎える。

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2021年3月10日のニュース