ロッテ・朗希、マリンフォーク進化中! シート35球8人2K無安打斬り

[ 2021年3月6日 05:30 ]

シート打撃に登板、延べ8人を無安打に抑えたロッテ・佐々木朗(撮影・白鳥 佳樹)
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 ロッテの2年目右腕・佐々木朗が、ZOZOマリンでシート打撃に登板。延べ打者8人に無安打、2奪三振1四球と好投した。

 「自分の感覚で投げられるようになってきている。もっと良くなると思う」

 光ったのはフォークだ。藤原に対しカウント1―2から、138キロのフォークで空振り三振。「空振りは取れたが、よくはなかった」としたが、藤原は「いいボールだった。三振したボールは落差があった」と称えた。

 1メートル90の長身から角度のある落ち球は、本拠地では効果的な球種だ。強風が代名詞で、海からの風が内野スタンドの壁に当たり、投手には向かい風が生まれやすく、変化球の変化量は増す。約4メートルと微風でも効果的だった球は、風が強まればさらに脅威となる。

 3人目の山口の打球が右足に当たったが、動じなかった。直球は最速152キロだったが、1軍クラスを相手に35球で無安打に抑えた。「しっかり仕上がっている。5回を投げられるようにしてほしい。そういう段階まで来れば先発ローテーションもある」と井口監督。順調なら本拠地での12日からの中日2連戦で、実戦デビューする。

 「ここでこれから何度も投げることになる。いいパフォーマンスができるように頑張りたい」。本拠の特性を味方に、飛躍へのギアが上がってきた。(君島 圭介)

 ▽ZOZOマリンとフォーク 95年4月21日のロッテ戦で野田浩司(オ)がマークしたプロ野球記録の個人1試合最多の19奪三振は現ZOZOマリン。同球場では野田の他に、松坂(西=04年9月1日ロッテ戦)、大場翔太(ソ=08年4月5日ロッテ戦)が16奪三振。ともにフォーク(スプリット)が持ち球にある。

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