阪神・西純が9日の広島戦に登板 今季初の甲子園 「聖地」で開幕ローテ入りをアピールする

[ 2021年3月6日 05:30 ]

ポール間走で汗を流す阪神・西純(代表撮影)
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 開幕ローテーション入りへ「聖地」でアピールする。高卒2年目の阪神・西純は今季初の甲子園が舞台となる9日の広島とのオープン戦に登板することが5日、分かった。

 「もう結果を残していかないといけないので、投げる試合に向けて準備していきたい」

 この日は京産大とのプロアマ交流戦で登板予定だったが、雨天中止となり、鳴尾浜のブルペンで投げ込んだ。

 「キャンプからテーマにしていた制球を意識して、内外のコースで縦のラインを意識してやりました」

 今春はここまで4試合計11イニングを投げ自責5の防御率4・09。ただ、前回2月27日の中日戦では2回無失点など実戦を重ねるごとに成長を見せている。西勇、青柳、チェン、秋山は開幕ローテーション入りが確実で藤浪も有力。残る枠は限りなく少ないだけに、与えられたチャンスで存在感を示したいところだ。

 甲子園では昨年6月24日のウエスタン・リーグ、オリックス戦で中継ぎ登板し「プロ初勝利」を挙げた。入団当初から指導する安藤2軍投手コーチも「久々に見て、状態は良さそうだったから非常に楽しみ」と期待する。

 天候の偶然が呼んだ1軍初の甲子園登板。生き残りをかけた一戦で真価を発揮する。
 (長谷川 凡記)

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2021年3月6日のニュース