「大本命」がまさか…中日・大野雄が調整遅れで開幕投手回避 戦略的な側面も

[ 2021年3月6日 05:30 ]

キャッチボールで大きく声を出す中日・大野雄(撮影・椎名 航)
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 中日の福谷浩司投手(30)が開幕投手を務めることが決まった。与田監督が5日に明らかにした。この日のバンテリンドームでの練習後に伝えたといい「キャンプ序盤から順調で、体の仕上がり具合が一番の決め手」と理由を語った。

 大本命とみられた大野雄について「準備が間に合わない」と説明。キャンプイン前日の1月31日に昨季、10完投などフル回転した左腕から疲労が残り「準備に時間がかかるかも」と打ち明けられていたとし、スロー調整を許可。実際に実戦初登板が2月27日までずれ込むなど、例年より調整が遅れていた。

 ただ、戦略的な部分も見え隠れする。昨季の広島戦成績は大野雄が4試合で1勝2敗、防御率3・46で福谷は3試合で2勝無敗、同0・47。舞台となるマツダでは左腕は1試合に投げ4回4失点。対する福谷は2試合で1勝、同0・77と抜群の数字を誇る。

 加えて、次カードが本拠地での巨人戦。指揮官は「特に意識していない」と否定し「巨人戦の次のカードまで飛ばさなきゃいけなくなるかも」と今後の調整次第を強調したが、大野雄は本拠では昨季、9勝(2敗)で防御率1・14で巨人戦も2勝2敗ながら同1・32と安定している。

 「開幕を意識して焦って1年を棒に振ってしまったら、チームにとって大打撃」と与田監督。全ては10年ぶりのリーグ制覇を見据えたものだ。 (徳原 麗奈)

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