選抜出場の市和歌山が練習試合で大勝 「超高校級」小園の助言生かし、米田が6回無失点

[ 2021年3月6日 19:30 ]

練習試合   市和歌山18ー0向陽 ( 2021年3月6日    市和歌山グラウンド )

2番手として登板し、6回1安打無失点と好投した市和歌山・米田
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 「小園効果」で確かな成長を遂げた。4回から2番手として登板した市和歌山・米田天翼(つばさ)投手(1年)が6イニングを1安打無失点、9奪三振と好投。自己最速タイの146キロも計測し「テンポよく投げて、流れを作れるように直球中心で行った」と振り返った。

 最速152キロで今秋ドラフト上位候補の小園健太投手(2年)のアドバイスを胸に刻み、地道に鍛錬を続けてきた。昨秋は公式戦5試合に登板し、防御率4・58。和歌山大会決勝、近畿大会準決勝では先発したが、ともに不本意な内容だった。大会後、小園からかけられた言葉が転機となった。

 「ステップの位置を変えたら、どう?」

 冬の期間にフォームの修正に着手。投球時に、踏み出す左足の着地点を外側に約10センチずらし、同時に球の出どころを見えづらくするため、左肩を残す。「最初は違和感があったけど、キャッチボールから意識した」。フォームが定着すると直球、変化球とも球威、制球力が格段にアップ。この日も直球を軸にカーブ、スライダーなどを効果的に配球。相手打線に的を絞らせず、与えた四球はわずかに一つだった。

 8強に進出した2019年のチームで主将を務め、現在は龍谷大でプレーする兄・航輝さんからは「緊張していても自分の力は出ない。まずは楽しむことが大事」と大舞台に立つうえでの助言を受けた。小園という絶対的な柱がいる。だが、1本の柱だけでは目標とする全国制覇はかなわない。「強いチームばかりのブロック。自分も1試合、2試合を投げ切るくらいの気持ちでやっている」。成長の実感を胸に、聖地へと向かう。

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