今秋ドラフト候補の天理・達 目標は全国制覇&150キロ到達

[ 2021年1月29日 18:35 ]

選抜出場が決まり活躍を誓う天理・達孝太(撮影・後藤 正志)
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 第93回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が、29日にオンラインで開催され、天理(奈良)が、2年連続25回目の選抜切符を手にした。今秋ドラフト候補右腕・達孝太投手(2年)は「素直に嬉しいです」と喜んだ上で、「一番は甲子園で全国制覇することがチームの目標としてあります。その目標を達成したいという気持ちがあります」と一大目標を掲げた。

 1メートル93、88キロという恵まれた体格から、最速146キロの直球を投げ下ろす本格派右腕。今オフはウエートトレ中心のメニューで下半身強化に励み、さらなるスケールアップを果たした。最大の武器は直球で、「理想のスタイルはどんどん真っすぐで押して最後も真っすぐで決める、直球中心の投球です」と言葉に力を込める。選抜へ向けては「150という数字を、この春、達成できればいいと思っています」と、150キロ到達を個人的目標にも掲げた。

 天理は一昨年秋の近畿大会を制して昨春も選抜切符を手にしたものの、コロナ禍による大会中止を味わった。「卒業する3年生たちの分まで、下級生たちが頑張ってくれると思います」と中村良二監督。昨年10月には前監督の橋本武徳総監督も死去。故人の教え子で86年夏の甲子園大会初優勝時の主将だった指揮官は「目標はまず1勝。墓前にご報告に行かせていただきたい」と、令和初の夢舞台へ決意を新たにした。

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2021年1月29日のニュース