「ダメ出し」大歓迎! 中日ドラ1高橋宏はレベルアップのため「イバラの道」選択

[ 2021年1月29日 05:30 ]

ノックを受け、グラブトスする中日・高橋宏(撮影・椎名 航)
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 中日のドラフト1位・高橋宏(中京大中京)が春季キャンプで先輩からの「ダメ出し」を希望した。

 「遠慮されると伸びない。自分からも多く聞きたいし、厳しく言ってもらい、受け止めてやっていかないといけない立場」

 高校No・1投手といえどもプロでは1年生。課題をどんどん指摘してもらい、ステップアップしたい考えだ。実際にダメ出しが成長につながった。高校2年の夏、愛知大会準決勝・誉戦で5失点してチームは敗れ甲子園を逃した。小塚天真学生コーチの「おまえのせいで負けた。しっかり練習しろ」の言葉が「大きかった」と話す。

 キャンプは2軍スタートだが、経験豊富なベテランが多くいる。18年に日本ハムからFA移籍した大野奨もその一人で、ダルビッシュ(現パドレス)や大谷(現エンゼルス)らの球を受けてきた。「日本一速い大谷選手の球を捕っているので聞いていきたい」と課題を突きつけられることを望む。

 この日で新人合同自主トレを打ち上げた。「いい時間を過ごせた。2月1日から(ブルペンに)入れる準備をしたい」。どんな言葉も全て飛躍への糧にする。 (徳原 麗奈)

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2021年1月29日のニュース