広島新庄 雪中の吉報!大可主将、17歳誕生日にWの喜び「先輩がかなえることができなかった夢を…」

[ 2021年1月29日 18:14 ]

雪が降る中、選抜出場決定の吉報を受けてガッツポーズでジャンプする広島新庄ナイン
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 第93回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が、29日にオンラインで開催され、晴れの出場32校が決まった。

 山間にあるグラウンドの気温はマイナス3度。激しく雪が降る中、2年連続3度目の選抜出場という朗報を受けた広島新庄ナインは新型コロナウイルスの感染拡大防止を考え、無言のまま歓喜のジャンプを繰り返した。

 マスクの下でチーム一の笑顔を見せたのは大可尭明主将(2年)。この日は17歳の誕生日。「こんなにうれしいことが重なることはないと思います」と「17」と書かれたカードを手にテレビの生出演まで果たした。

 「先輩がかなえることができなかった甲子園でどんどん勝ち上がっていくという夢を果たしたい」。昨夏の交流試合では近畿1位の天理に4―2で快勝したが、その先の景色を見ることはできなかった。最速143キロの右腕・花田侑樹(2年)、U15日本代表の左腕・秋山恭平(2年)のダブルエースを軸にした守り中心の野球でチームは昨秋の新チーム結成以来、公式戦、練習試合含めていまだ無敗の39連勝中。先輩の思いも背負いながら初の全国制覇を目指す。

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2021年1月29日のニュース