センバツ21世紀枠は最多タイ4校 八戸西、具志川商、東播磨、三島南

[ 2021年1月29日 15:34 ]

三島南ナイン
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 第93回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が、29日にオンラインで開かれ、晴れの出場校が決まった。

 21世紀枠では八戸西(青森)、具志川商(沖縄)、東播磨(兵庫)、三島南(静岡)が選出された。

 八戸西は八戸市内の特別支援学校生徒とのボールのリサイクル活動を通じた交流などが認められての選出。青森から初の「21世紀枠」出場となった。1メートル88の長身を誇るエース右腕・福島蓮投手(2年)も好投手として注目が集まる。

 具志川商は部員全員が地元出身。OBが監督、コーチとして指導に携わり、昨秋九州大会で8強入りした。5年前には部員不足でほかの部活動から助っ人を募って大会に出場したこともあるなど、部員不足を乗り越えて悲願の甲子園初出場をつかんだ。

 東播磨は地元の少年野球チームを招いて野球教室を年3回開くなど地域との関わりも大切にしてきた。08年夏、11年春に加古川北を聖地に導いた福村順一監督(48)が14年春に着任。進学率約99%、うち国公立大へ約2割が進むという進学校に、地元の有力選手が集まり始め、今秋は機動力を武器に兵庫大会準優勝を果たした。

 三島南は稲木恵介監督の発案で14年から未就学児向けに野球体験会を実施。「高校野球200年構想」を受け、園児から小学生へと枠を広げながら、野球教室やボール遊びなどの野球普及活動が高く評価された。静岡勢初の21世紀枠選出となった。

 
 今年の21世紀枠は、昨秋の明治神宮大会が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止されたことに伴い、神宮大会枠1が移され、13年に並び最多タイとなる4校が選ばれた。

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