令和初のセンバツ優勝候補は? 大阪桐蔭は2人のプロ注目投手、智弁学園は強力打線 

[ 2021年1月29日 16:35 ]

大阪桐蔭・松浦慶斗(左)と関戸康介
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 第93回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の出場32校を決める選考委員会が、29日にオンラインで開催され、出場32校が決まった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年の大会が中止となり「令和初」の開催となる。

 高校生の打力が向上する中、複数投手を整備する高校が頂点に近づく。

 大阪桐蔭は150キロ左腕・松浦慶斗投手、154キロ右腕・関戸康介投手(いずれも2年)のコンビを中心に総合力は高い。

 中京大中京は、昨年のエースで中日からドラフト1位指名を受けた高橋に並ぶと称される151キロ右腕のエース畔柳(くろやなぎ)亨丞投手を擁し、打線もつなぎが徹底されている。

 右腕・花田侑樹、左腕・秋山恭平(いずれも2年)を擁する広島新庄にもチャンスはありそうだ。敦賀気比も左腕・竹松明良(2年)、1年生右腕・上加世田頼希の2枚がそろう。仙台育英はエース・伊藤樹(2年)が昨秋の東北大会では1試合だけの登板だったが、1年生左腕・古川翼らが成長したことも大きい。市和歌山は今秋ドラフト候補に挙がるエース右腕・小園健太投手(2年)が絶対的エース。打線がさらに向上すれば上位進出も十分うかがえる。

 打線では高崎健康福祉大高崎が昨秋の公式戦10試合で15本塁打をマーク。持ち味の機動力に長打力が加わり、上位を狙える戦力がある。近畿王者の智弁学園もプロ注目の前川右京(2年)を中心に、切れ目のない打線。機動力を絡めた攻撃を見せる東海大菅生も勢いに乗れば面白い。

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2021年1月29日のニュース