拓大・馬淵新監督、公式戦初勝利!父は明徳監督、金言授かった

[ 2020年9月16日 05:30 ]

東都大学野球 秋季リーグ2部1回戦   拓大2―1国士舘大 ( 2020年9月15日    大田スタジアム )

<拓大・国士舘大>初陣を勝利で飾った拓大・馬淵監督(撮影・柳内 遼平)
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 東都大学野球秋季リーグ戦の2部が15日、コロナ禍による春季の中止から2季ぶりに開幕し、3試合を実施。今季は2試合総当たりの勝率制で1日3試合を原則無観客で行う。拓大は国士舘大に勝利。明徳義塾・馬淵史郎監督(64)の長男で今春から指揮を執る烈(つよし)監督(31)が、初陣を勝利で飾った。1部は22日に開幕し、中大と東洋大が開幕戦を行う。

 前夜。春季リーグが中止となり采配デビューが遅れた馬淵監督の電話が鳴った。相手は父・史郎氏。「点は取れるときに取っておけ。後半が苦しくなる」。甲子園通算51勝の名将からの金言だった。

 その言葉を実践するように4回、1死一塁は手堅くバントで得点圏に走者を送った。捕逸で三塁に進塁すると、野球の神様が味方した。「9番・根本」の弱い当たりは一塁ベースに当たる幸運な先制打。同点の8回はこの試合3度目の送りバントで走者を三塁に進め暴投で決勝点を得た。

 「最後に勝つことができて安心した」と馬淵監督。偉大なる父の背中を追いかけ、新米監督が第一歩を踏み出した。(柳内 遼平)

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2020年9月16日のニュース