西武・スパンジェンバーグ 逆転11号2ランでロッテの“神話”打破「積極的にいこうと」

[ 2020年9月16日 05:30 ]

パ・リーグ   西武4―3ロッテ ( 2020年9月15日    メットライフD )

<西・ロ>8回2死三塁、逆転右越え2ランを放ったスパンジェンバーグ(左)はチームメートに出迎えられる(撮影・尾崎 有希)
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 首位浮上をもくろむロッテの「神話」を崩壊させた。1点を追う8回2死三塁。西武のスパンジェンバーグがハーマンの初球、高め149キロ直球を右翼ポール際に運んだ。逆転11号2ラン。先制すると22連勝中だったロッテを下す一撃に「(ストライク)ゾーンは積極的にいこうと思っていた」と胸を張った。

 右内転筋を痛め、3試合ぶりのスタメン出場で、いきなりの大仕事だ。6、7月は打率・250と日本野球への対応に苦しんだが、8月以降は同・331。11年のドラフト1巡目(全体10位)でパドレスに入団し、17年にはメジャーで117安打を放ったが「みんな、僕よりも日本で長くやっているので、少しずつ知識を分けてもらっている」と謙虚な姿勢で助言を仰ぎ、打率を8分も上昇させた。

 この回先頭では不振の森が代打で右翼線二塁打を放った。「勝てばなんでもいい。こういう勝ち方が勢いをつける」と辻監督。残り47試合で首位と8・5ゲーム差の5位だが、決してリーグ3連覇を諦めない。(花里 雄太)

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